広島の注文住宅 ㈱ダイイチ建築事務所 お住まいをお探しなら 「物件ひろば」 住宅ローンの相談なら 「あなたの街の相談窓口」
営業時間/9:00〜18:00
2019/04/15 「フラット35と35年固定の住宅ローン」 ――――――――――――――――――――――――――――― ◆フラット35と35年固定の住宅ローンの違い はじめに、 「フラット35」と 「35年固定の住宅ローン」、 それぞれの特徴とその違いを見ていきましょう。 ●フラット35とは フラット35は、住宅金融支援機構が 民間の金融機関と提携し、 販売する長期固定型住宅ローンです。 商品の内容や利用条件等は、 住宅金融支援機構が定めた基準に則っているため、 金利や事務手数料、付帯サービス以外は どの金融機関から借りても同じです。 ※住宅金融支援機構とは 国土交通省と財務省が所轄する独立行政法人のことです。 住宅金融市場における安定的な資金供給を支援し、 省エネ住宅など、良質な住宅の普及を推進しています。 ●フラット35の特徴 ☆全期間固定金利 フラット35の住宅ローン金利は、 全期間固定金利となっており、 借り入れ期間中の金利が変わりません。 借り入れ時に総返済額を確定できるため、 返済計画が立てやすい点がフラット35の大きな魅力です。 フラット35であれば、 借り入れ期間中に金利の変動を気にする必要がないため、 安心して利用することができます。 ☆団信(団体信用生命保険)への加入が任意 民間の金融機関が提供する住宅ローンとは異なり、 フラット35の場合、団信への加入義務がありません。 (※民間の金融機関が提供する 35年固定の住宅ローンの場合、団信への加入が必須です。) つまり、「持病がある」といった 健康状態の関係で団信に加入できず、 住宅ローンを組むのが難しい人でも、 フラット35であれば、加入することが可能です。 もちろん、フラット35で団信に加入することもできます。 その場合、住宅ローン金利が 0.2%高くなる点には注意しましょう。 団信に加入しない場合は、万一に備え、 保険会社が提供する 「生命保険」や「収入保障保険」等の 保険に加入しておくと安心です。 ☆審査のハードルが低い 民間の金融機関が販売する住宅ローンと比較すると、 審査のハードルが低い点も フラット35の特徴の一つです。 フラット35の場合、 利用条件(審査条件)が明確に決まっており、 その条件を満たしていれば、 確実に融資を受けることが可能です。 民間の金融機関が販売する 住宅ローンの審査になかなか通らない人や、 収入が不安定な自営業の人でも、 条件さえ満たしていれば 融資を受けることができる点は、 フラット35の大きなメリットといえるでしょう。 ☆フラット35 審査条件 ・申し込み時の年齢が70歳未満の方、 最終返済時80歳未満の方 (親子リレー返済を利用する場合は、 70歳以上の方の申し込みも可) ・日本国籍または永住許可を有する方 ・年収に占めるすべての借り入れの 年間返済額(本件融資を含む)の割合(=総返済負担率)が 下記基準を満たしている方 ?年収400万円未満の場合年間返済額が 年収に占める割合:30%以下 ?年収400万円以上の場合年間返済額が 年収に占める割合:35%以下 ◆35年固定の住宅ローンとは 民間の金融機関(銀行や信用金庫など)が独自に開発し、 提供する住宅ローンです。 各金融機関が独自開発した商品になるため、 金融機関によって、商品の内容や利用条件、 付帯サービス等が異なります。 ◆35年固定の住宅ローンの特徴 ・金利タイプを選択できる 35年固定の住宅ローンの場合、 金利タイプを「変動金利」、「全期間固定金利」、 「当初固定金利」から選択できます。 フラット35と同様に、 借り入れ期間中の金利を一定にしたい場合は、 「全期間固定金利」を選ぶのがおすすめです。 また、金融機関によっては、 特約期間が35年の「当初固定金利」を選ぶと良いでしょう。 ●金利タイプの違い ・変動金利 市場の金利に連動して住宅ローン金利が変動する 住宅ローンです。 金利の変動によって、 住宅ローンの総返済額が大きく変わります。 金利の急変動に対応するため、 金利が上昇した場合も当初5年間は返済額が固定されます。 ・全期間固定金利 借り入れから完済まで、金利が一定の住宅ローンです。 変動金利や当初固定金利と比較すると、 金利はやや高めに設定されているが、 借り入れ時に金利と総返済額を確定できるため、 返済位計画が立てやすく、安心して利用できます。 ・当初固定金利 特約期間中(当初固定期間中)は金利が固定され、 特約期間が終了するタイミングで、 次の期間に利用する住宅ローンのタイプと 期間を選択できる住宅ローンです。 全期間固定金利と比較すると、 特約期間中は優遇金利幅が大きく、 有利な金利で住宅ローンを組むことができます。 ただし、特約期間終了後、 金利が大幅に上がるケースがある点には 注意が必要です。 ●所定の団信(団体信用生命保険)への加入が必須 フラット35とは異なり、 35年固定の住宅ローンでは、 契約者に万一のことがあった場合のリスクに備え、 所定の団信への加入を 住宅ローン利用時の必須条件としています。 ちなみに団信とは、 「団体信用生命保険」の略で 住宅ローン返済期間中に 住宅ローン契約者が死亡または高度障害になった場合に 適用される保険のことです。 団信が適用されると、 住宅ローンの残金を保険会社が 金融機関に支払うことで住宅ローンが清算され、 住宅ローン残高が0円になります。 また、数ある金融機関の中には、 団信に「全疾病保障」や「がん診断保障」を 無料付帯できるところもあるので、 35年固定の住宅ローンを選ぶ際は 団信についても併せてチェックしましょう。 ●住宅ローン審査が厳しい 35年固定の住宅ローンは、フラット35と比較すると、 借り入れ(借り換え)審査が厳しく設定されています。 また、審査基準(審査の難易度)が 金融機関によって異なる点には注意が必要です。 金融機関A社の住宅ローン審査に 通過しなかった場合でも、 別の金融機関B社では審査に通過できるケースがあるので、 35年固定の住宅ローンを利用する際は、 いくつか候補を絞り込み、 複数の金融機関に審査を申し込んでおくことを おすすめします。 ●まとめ 今回は、フラット35と 民間の金融機関が提供する35年固定の住宅ローンの 比較をお伝えしました。 同じ「借り入れ期間35年」の住宅ローンを組む場合でも、 フラット35と35年固定の住宅ローンとでは、 住宅ローン審査の基準も違えば、 金利も大きく異なるため、 実際に35年の長期固定で住宅ローンを組む場合は、 それぞれの特徴をしっかりと把握したうえで、 自分に合った商品を選ぶことが大切です。 35年の長期固定型住宅ローンの 借り入れを検討している方は、 今回のメールマガジンを参考に、 フラット35と 民間の金融機関が提供する35年固定の 住宅ローンの違いをチェックし、 住宅ローン選びの際に役立てましょう! それでは、また! 関連記事 - この記事を読んだ方はこちらも読まれています! 今さら聞けない!? その2 子供部屋づくりのポイント!! 「小さい家に住むメリット」 住宅ローンと生命保険 「外断熱と内断熱の特徴とポイント」 フラット35、金利を引き下げ! 2020年までのCO2削減目標、住宅関連3業種が達成 「小さい子供がいる家づくり」 ≪前の記事 次の記事≫
「フラット35と35年固定の住宅ローン」 ―――――――――――――――――――――――――――――
◆フラット35と35年固定の住宅ローンの違い
はじめに、 「フラット35」と 「35年固定の住宅ローン」、 それぞれの特徴とその違いを見ていきましょう。
●フラット35とは
フラット35は、住宅金融支援機構が 民間の金融機関と提携し、 販売する長期固定型住宅ローンです。
商品の内容や利用条件等は、 住宅金融支援機構が定めた基準に則っているため、 金利や事務手数料、付帯サービス以外は どの金融機関から借りても同じです。
※住宅金融支援機構とは
国土交通省と財務省が所轄する独立行政法人のことです。
住宅金融市場における安定的な資金供給を支援し、 省エネ住宅など、良質な住宅の普及を推進しています。
●フラット35の特徴
☆全期間固定金利
フラット35の住宅ローン金利は、 全期間固定金利となっており、 借り入れ期間中の金利が変わりません。
借り入れ時に総返済額を確定できるため、 返済計画が立てやすい点がフラット35の大きな魅力です。
フラット35であれば、 借り入れ期間中に金利の変動を気にする必要がないため、 安心して利用することができます。
☆団信(団体信用生命保険)への加入が任意
民間の金融機関が提供する住宅ローンとは異なり、 フラット35の場合、団信への加入義務がありません。
(※民間の金融機関が提供する 35年固定の住宅ローンの場合、団信への加入が必須です。)
つまり、「持病がある」といった 健康状態の関係で団信に加入できず、 住宅ローンを組むのが難しい人でも、 フラット35であれば、加入することが可能です。
もちろん、フラット35で団信に加入することもできます。
その場合、住宅ローン金利が 0.2%高くなる点には注意しましょう。
団信に加入しない場合は、万一に備え、 保険会社が提供する 「生命保険」や「収入保障保険」等の 保険に加入しておくと安心です。
☆審査のハードルが低い
民間の金融機関が販売する住宅ローンと比較すると、 審査のハードルが低い点も フラット35の特徴の一つです。
フラット35の場合、 利用条件(審査条件)が明確に決まっており、 その条件を満たしていれば、 確実に融資を受けることが可能です。
民間の金融機関が販売する 住宅ローンの審査になかなか通らない人や、 収入が不安定な自営業の人でも、 条件さえ満たしていれば 融資を受けることができる点は、 フラット35の大きなメリットといえるでしょう。
☆フラット35 審査条件
・申し込み時の年齢が70歳未満の方、 最終返済時80歳未満の方 (親子リレー返済を利用する場合は、 70歳以上の方の申し込みも可)
・日本国籍または永住許可を有する方
・年収に占めるすべての借り入れの 年間返済額(本件融資を含む)の割合(=総返済負担率)が 下記基準を満たしている方
?年収400万円未満の場合年間返済額が 年収に占める割合:30%以下
?年収400万円以上の場合年間返済額が 年収に占める割合:35%以下
◆35年固定の住宅ローンとは
民間の金融機関(銀行や信用金庫など)が独自に開発し、 提供する住宅ローンです。
各金融機関が独自開発した商品になるため、 金融機関によって、商品の内容や利用条件、 付帯サービス等が異なります。
◆35年固定の住宅ローンの特徴
・金利タイプを選択できる
35年固定の住宅ローンの場合、 金利タイプを「変動金利」、「全期間固定金利」、 「当初固定金利」から選択できます。
フラット35と同様に、 借り入れ期間中の金利を一定にしたい場合は、 「全期間固定金利」を選ぶのがおすすめです。
また、金融機関によっては、 特約期間が35年の「当初固定金利」を選ぶと良いでしょう。
●金利タイプの違い
・変動金利
市場の金利に連動して住宅ローン金利が変動する 住宅ローンです。
金利の変動によって、 住宅ローンの総返済額が大きく変わります。
金利の急変動に対応するため、 金利が上昇した場合も当初5年間は返済額が固定されます。
・全期間固定金利
借り入れから完済まで、金利が一定の住宅ローンです。
変動金利や当初固定金利と比較すると、 金利はやや高めに設定されているが、 借り入れ時に金利と総返済額を確定できるため、 返済位計画が立てやすく、安心して利用できます。
・当初固定金利
特約期間中(当初固定期間中)は金利が固定され、 特約期間が終了するタイミングで、 次の期間に利用する住宅ローンのタイプと 期間を選択できる住宅ローンです。
全期間固定金利と比較すると、 特約期間中は優遇金利幅が大きく、 有利な金利で住宅ローンを組むことができます。
ただし、特約期間終了後、 金利が大幅に上がるケースがある点には 注意が必要です。
●所定の団信(団体信用生命保険)への加入が必須
フラット35とは異なり、 35年固定の住宅ローンでは、 契約者に万一のことがあった場合のリスクに備え、 所定の団信への加入を 住宅ローン利用時の必須条件としています。
ちなみに団信とは、 「団体信用生命保険」の略で 住宅ローン返済期間中に 住宅ローン契約者が死亡または高度障害になった場合に 適用される保険のことです。
団信が適用されると、 住宅ローンの残金を保険会社が 金融機関に支払うことで住宅ローンが清算され、 住宅ローン残高が0円になります。
また、数ある金融機関の中には、 団信に「全疾病保障」や「がん診断保障」を 無料付帯できるところもあるので、 35年固定の住宅ローンを選ぶ際は 団信についても併せてチェックしましょう。
●住宅ローン審査が厳しい
35年固定の住宅ローンは、フラット35と比較すると、 借り入れ(借り換え)審査が厳しく設定されています。
また、審査基準(審査の難易度)が 金融機関によって異なる点には注意が必要です。
金融機関A社の住宅ローン審査に 通過しなかった場合でも、 別の金融機関B社では審査に通過できるケースがあるので、 35年固定の住宅ローンを利用する際は、 いくつか候補を絞り込み、 複数の金融機関に審査を申し込んでおくことを おすすめします。
●まとめ
今回は、フラット35と 民間の金融機関が提供する35年固定の住宅ローンの 比較をお伝えしました。
同じ「借り入れ期間35年」の住宅ローンを組む場合でも、 フラット35と35年固定の住宅ローンとでは、 住宅ローン審査の基準も違えば、 金利も大きく異なるため、 実際に35年の長期固定で住宅ローンを組む場合は、 それぞれの特徴をしっかりと把握したうえで、 自分に合った商品を選ぶことが大切です。
35年の長期固定型住宅ローンの 借り入れを検討している方は、 今回のメールマガジンを参考に、 フラット35と 民間の金融機関が提供する35年固定の 住宅ローンの違いをチェックし、 住宅ローン選びの際に役立てましょう!
それでは、また!