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住宅コラム

「家づくりの基礎知識 建材のカビ対策」

梅雨の時期はもちろん、、

日々の暮らしの中で、

やっかいなもののひとつがカビです。

換気を心がけ、

家の中の湿度を抑えるなど配慮しても、

少し気を許すと、

発生してしまうケースもあるものです。

住まいの中で、まず気になるところといえば、

バスルームや洗面、トイレなどの水まわりです。

窓を開けたり換気扇を回すなどしても、

湿気がたまってしまう場所です。

また、クローゼットや納戸など、

空気が循環しにくい空間も要注意です。

扉も閉め切りがちの狭いスペースでは

湿気もたまりやすく、カビも生えやすいものです。

これらの場所に取り入れられる

設備機器や建材商品には、

カビの発生を抑える、さまざまな提案がみられます。

メーカー独自の素材や加工技術などによって、

細かな工夫が施されているものも増えてきているので、

選ぶ際には、性能やデザインだけでなく、

日々のメンテナンスを楽にする技術も

重視することが大切です。

◆システムバスのカビ対策

●排水口

システムバスでカビが気になる場所のひとつが、

洗い場の排水口です。

最近のシステムバス商品は、

排水口のヘアキャッチャー部分に工夫を施し、

お手入れしやすく、

ゴミの処理も簡単なものが一般的です。

排水口まわりなども凹凸を少なくし、

汚れがたまりにくい形状となっていますし、

抗菌・防カビ効果を持つ樹脂などを用いて

ぬめりやカビ汚れの増殖を抑えたタイプもあります。

また、浴槽の排水口まわりも

すっきりとした形状として、

汚れや水アカがたまらないようにした

製品もみられます。

●内装材

システムバスの床材は、

表面の形状や処理加工に工夫することで、

水分が残りにくく、

早く乾くタイプが一般的になってきています。

また、壁や天井の部材の目地をなくしたり、

形状に工夫するなどして、

汚れや水アカが溜まらないようにしたものなども

みられます。

●カウンター

カウンターも汚れがつきやすい部分です。

裏側や奥の部分のお手入れがしやすいように、

壁や浴槽と離れたデザインとなっていたり、

カウンターを取り外すことができる商品もあります。

凸凹のないすっきりとしたデザインも増えています。

●出入口扉の形状

システムバスの出入口扉では、

カビの発生、浸透を抑えたパッキンを採用したり、

ゴムパッキンをそのものを

無くしたタイプもみられます。

また、汚れがたまりやすい扉の下の換気口のガラリを

外して洗えることができるもの、

換気口をドア枠の上部や横に設けるなどの

工夫を施した商品もあります。

扉の形状がすっきりすることで、

埃や汚れも付きにくく、

カビも発生を抑えることが可能でしょう。

◆洗面化粧台のカビ対策

●排水口

洗面化粧台もシステムバスと同様に、

排水口まわりの工夫が多くみられます。

ピンク色の汚れなどがたまりやすい

フチの隙間をなくしたり、

形状に工夫を施して水アカなどの

掃除のしやすいものがあります。

簡単に取り外すことができ、

お手入れも簡単なヘアキャッチャーを

取り入れた商品も揃っています。

●水栓金具まわり

水栓金具の根元に水がたまることで、

発生する水アカやヌメリなどを防ぐ

工夫が多くみられます。

水がたまらないように

水栓金具を立ち上がりの壁面に設置したもの、

ミラーキャビネット下に組み込まれたタイプなども。

その他、水アカをはじく素材のボウルを取り入れたり、

ボウルとカウンターなどを

継ぎ目のない一体成型としたものであれば、

汚れもたまりにくく、

カビも抑えることができるでしょう。

◆トイレのカビ対策

●便器や便座のフチ

トイレでは、カビなどの発生の原因となる汚れが

たまりやすい便器や便座のフチを無くしたものが

増えてきています。

表面加工や素材に工夫を施すなどして、

掃除のしやすいタイプも多くみられます。

全体的に凸凹を無くし、

すっきりとした形状なのも特徴でしょう。

メーカーによっては、イオンや除菌水などで、

汚れの付着を抑制する商品もみられます。

◆調湿や通風に配慮した居室空間に用いる建材

●調湿性のある壁材

水まわりだけでなく、居室空間でも湿度が高ければ、

カビの心配もあるものです。

快適な空間を生み出す調湿作用を持つ内装材なども

注目されており、機能性の高いタイル、

塗壁や珪藻土などの自然素材、

壁クロスにも調湿機能を持つタイプなどが

揃っています。

商品や素材ごとに性能は異なるので、

取り入れる空間、

環境に合わせて選ぶことが大切でしょう。

●室内に風を通すルーバーやランマ付の扉

室内の空気がよどまないように、

効果的に通風が可能な室内扉や建材も揃っています。

ルーバーなどを取り入れた扉や

開閉機能を持つランマ付ドアなど、

扉本体を開けなくても、

新鮮な風を取り込むことが可能なタイプなどが

みられます。

洗面室や納戸だけでなく、

プライベートな空間でも取り入れることができる

デザインの商品も増えてきました。

また、使い方に合わせて開閉し、

風を通しやすい引き戸タイプの室内扉の

商品バリエーションも豊富になってきています。

◆調湿や脱臭に配慮したクロゼットや収納

●壁装材

空気が循環しにくいクロゼットや納戸、

収納スペースなどにもカビは生えやすいものです。

建材メーカーからは、湿気を吸収・放出し、

収納内部をさわやかに保つ調湿建材、

消臭効果やホルムアルデヒド吸着性能などを持つ

収納・押入ボードなども提案されています。

これらの建材を取り入れたシステム収納なども

みられます。

●カビ菌や臭いを抑制

靴などを収納する玄関システム収納には、

イオンなどによって脱臭効果や

付着カビ菌を抑制する機能を搭載したタイプも

みられます。

玄関収納内を清潔に保つことができるでしょう。

設備機器や建材など、

カビの発生を抑えることができる工夫は、

見た目ではなかなか分からない技術も多いものです。

商品を検討する際には、

必ずショールームで確認することにしましょう。

具体的な性能や効果、メリットなど、

ショールームアドバイザーに説明を求め、

しっかりと理解しておくことが大切です。

それでは、また。

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