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2019/11/18 ――――――――――――――――――――――――――――― ■ 今週のTOPIC 「外断熱と内断熱の特徴とポイント」 ――――――――――――――――――――――――――――― 快適な住まいは、間取りはもちろん、設備機器など各部分が総合されることに よってできあがります。 そこで、意外に重視されていないのが住まいの温熱環境です。 温熱環境を一定に保つには、断熱を適切に行うことですが、 断熱材は壁の中に入って目に見えないので、なかなか考えつきません。 断熱には外断熱と内断熱がありますが、それぞれの特徴を比較してみます。 ◆外断熱の特徴 外断熱は熱容量の大きい建物の外側に断熱層を設け、建物を外気から断熱する方法です。 断熱材が構造物(柱や間柱)よりも外側にあり、次のような特徴があります。 断熱材は外壁仕上げ材のすぐ裏に設置される 建物全体を断熱材で包む 防湿性が高い 建築コストが割高 C値(※)は2平方センチメートル程度 ※C値とは、床面積1平米当たりの隙間面積を数値化した気密性能を示す値です。 小さい数値ほど隙間がないことを示す。 ◆外断熱工法のメリット・デメリット。 結露に強いが適切な換気が必要 ■外断熱工法のメリット ・結露がおきにくい ・構造体を覆うため気密性が高くなる ・柱などの構造体が保護されることになるので痛みにくい ■外断熱工法のデメリット ・工事費が多少高い ・外壁が厚くなるので、敷地廻りに余裕がほしい ・断熱材の上から外壁材を留めるので、 地震などの時多少不安 ・高気密高断熱になりやすいので換気計画が必要 ◆内断熱の特徴 内断熱は構造物(柱や間柱)よりも内側にあるものをいいます。 柱と柱(または間柱)の間に断熱材を挟み込む工法が一般的で、 次のような特徴があります。 断熱材は柱や間柱の隙間に入れられる 建物の軸組や構造材の部分は全く断熱されない 軸組や構造材に湿気ができることもある 建築コストは一般的 C値は8平方センチメートル程度 ◆内断熱工法のメリット・デメリット。 費用は安いが気密性は並み ■内断熱工法のメリット 工事費は外断熱より安い 外壁は厚くならない 施工が容易である ■内断熱工法のデメリット 施工が悪いと結露が起きやすい 気密性は外断熱よりは悪い コンクリート造か木造かによって差がでる ◆外断熱か内断熱を選ぶなら、 防湿と予算・地域を考えること! ■断熱性や気密性は外断熱が優れている 断熱性能や気密性能を数値の観点でみると、外断熱が優れています。 従来の戸建て住宅では、一般的な断熱方法は内断熱でした。 では内断熱は時代遅れの工法なのでしょうか。 そうではありません。 地域によって外断熱と内断熱を使い分けるとよいのです。 北海道や東北などの寒冷地では外断熱が有効に働くでしょう。 本州では内断熱でも問題ありません。 ただ施工性が悪いと、壁内で結露を起こす恐れがあります。 「外断熱」か「内断熱」かを決める判断は工法も大切ですが、 どんな断熱材を入れるかによって違ってきます。 予算はもちろんビルダー担当者と相談しながら総合的に決めてください。 特に室内での「暑さ」「寒さ」は個人差があるので、 快適さの基準は明確にしておくことです。 快適なお住まいを求めるには、断熱材を選ぶことも重要な要素の一つです。 それでは、また! いらすと:いらすとや さんから 関連記事 - この記事を読んだ方はこちらも読まれています! フラット35、金利を引き下げ! リビングをオシャレにしたい! ■バリアフリー住宅■ フラット35、金利据え置きも、団信開始! 外観デザインの種類! 「フラット35の諸費用ローンと諸費用組みの違い」 LED照明を考えよう 子供部屋づくりのポイント!! ≪前の記事 次の記事≫
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■ 今週のTOPIC 「外断熱と内断熱の特徴とポイント」
快適な住まいは、間取りはもちろん、設備機器など各部分が総合されることに
よってできあがります。
そこで、意外に重視されていないのが住まいの温熱環境です。
温熱環境を一定に保つには、断熱を適切に行うことですが、
断熱材は壁の中に入って目に見えないので、なかなか考えつきません。
断熱には外断熱と内断熱がありますが、それぞれの特徴を比較してみます。
◆外断熱の特徴
外断熱は熱容量の大きい建物の外側に断熱層を設け、建物を外気から断熱する方法です。
断熱材が構造物(柱や間柱)よりも外側にあり、次のような特徴があります。
※C値とは、床面積1平米当たりの隙間面積を数値化した気密性能を示す値です。
小さい数値ほど隙間がないことを示す。
◆外断熱工法のメリット・デメリット。
結露に強いが適切な換気が必要
■外断熱工法のメリット
・結露がおきにくい
・構造体を覆うため気密性が高くなる
・柱などの構造体が保護されることになるので痛みにくい
■外断熱工法のデメリット
・工事費が多少高い
・外壁が厚くなるので、敷地廻りに余裕がほしい
・断熱材の上から外壁材を留めるので、
地震などの時多少不安
・高気密高断熱になりやすいので換気計画が必要
◆内断熱の特徴
内断熱は構造物(柱や間柱)よりも内側にあるものをいいます。
柱と柱(または間柱)の間に断熱材を挟み込む工法が一般的で、
次のような特徴があります。
◆内断熱工法のメリット・デメリット。
費用は安いが気密性は並み
■内断熱工法のメリット
■内断熱工法のデメリット
◆外断熱か内断熱を選ぶなら、
防湿と予算・地域を考えること!
■断熱性や気密性は外断熱が優れている
断熱性能や気密性能を数値の観点でみると、外断熱が優れています。
従来の戸建て住宅では、一般的な断熱方法は内断熱でした。
では内断熱は時代遅れの工法なのでしょうか。
そうではありません。
地域によって外断熱と内断熱を使い分けるとよいのです。
北海道や東北などの寒冷地では外断熱が有効に働くでしょう。
本州では内断熱でも問題ありません。
ただ施工性が悪いと、壁内で結露を起こす恐れがあります。
「外断熱」か「内断熱」かを決める判断は工法も大切ですが、
どんな断熱材を入れるかによって違ってきます。
予算はもちろんビルダー担当者と相談しながら総合的に決めてください。
特に室内での「暑さ」「寒さ」は個人差があるので、
快適さの基準は明確にしておくことです。
快適なお住まいを求めるには、断熱材を選ぶことも重要な要素の一つです。
それでは、また!
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